広がる「お一人様経済」 一人火鍋や一人前商品が人気 (2)

人民網日本語版 2019年02月26日10:59

昨年11月、天猫(Tmall)のランキングでは、一人前商品が人気商品の中でも特に人気が急上昇し、ミニ電子レンジは購入者の増加率が最も高く、前年同期比980%増加した。100グラム入り米、200ミリリットル入り赤ワインは同類商品の中で増加率が最も高かった。今年1月、京東超市が発表した年間食品ネット通販ランキングでは、18年の一人前商品の売上高は同60%以上増加し、代表的商品の「熱源つきミニ火鍋」はとりわけ驚異的な伸びを示した。これまでに熱源つきの参鶏湯、スペアリブ丼、バーベキュー、トリ串煮込みポーポージー、ピリ辛煮込み冒菜、すき焼き、プデチゲ(部隊鍋)などが相次いで発売されている。

一連の数字からわかるのは、「空の巣青年」から始まった「お一人様経済」が発展しつつあること、新たな消費のラベルになったこと、品質が向上していることだ。「お一人様経済は常に孤独を表しているわけではなく、『一人前』が特徴ということだ。消費者は『一人で食事』の魅力に気づき、『一人で気兼ねの要らない』消費体験を好むようになった」とみる人もいる。

業界関係者は、「一人前をメーンに扱う業態が単身層向けにより多く消費の入り口を準備し、機能がますます細分化された『お一人様に寄り添う産業』が切れ目なく繰り返し新製品を打ち出しており、消費高度化周期の転換点にさしかかったといえる」との見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年2月26日

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