2018年の中国GDPは世界2位をキープ (2)

人民網日本語版 2019年03月01日15:50

▽革新が駆動する経済の高い品質の発展

月探査機「嫦娥4号」が月の裏側への着陸に成功し、中継衛星を介してデータが地球へ送られた。これは人類による月の裏側の探査任務が始まったことを意味する。衛星測位システム「北斗3号」の基本システムが構築され、世界にサービスを提供するようになった。国産大型水陸両用機が水上試験飛行に成功した。香港、珠海、澳門(マカオ)を結ぶ港珠澳大橋が開通し自動車の通行が始まった。こうした新たな科学技術成果が高い品質の発展の実現に向けて、科学技術方面の力強い支えを提供した。

18年には中国の科学技術革新の新たな成果がたくさん生まれ、革新への投資が引き続き拡大した。全国の研究開発(R&D)経費の支出額が同11.6%増加し、対GDP比は2.18%で同0.03ポイント上昇した。革新のサポート力が強化を続け、重要科学技術成果が大量に生まれた。18年末現在、国家科学技術成果転化誘導基金は累計21のサブファンドを設立し、資金規模は313億元に達した。通年の国内外での特許出願件数は同16.9%増加し、特許取得件数は同33.3%増加した。

「放管服改革」(行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化)が深化を続け、新産業や新製品が急速に成長し、新業態や新モデルが勢いよく発展した。同統計公報によれば、18年には工業の戦略的新興産業の生産額が同8.9%増加し、増加率は全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の増加率を2.7ポイント上回った。戦略的新興サービス産業の営業収入は同14.6%増加し、増加率は全国の一定規模以上のサービス業企業の増加率を3.2ポイント上回った。新エネルギー自動車の生産量は同66.2%増加、スマートテレビは同17.7%増加した。通年の実物商品オンライン小売売上高が同25.4%増加し、社会消費財小売総額に占める割合が18.4%に達した。

▽個人の収入と経済成長が同じテンポで

過去1年間、国民生活の保障レベルが向上を続け、医療、年金、教育などのサービスの供給が拡大を続けた。

18年の全国の国民一人あたりの平均可処分所得は2万8228元で同8.7%増加し、物価要因を考慮した一人あたり平均のGDPの成長率を0.4ポイント上回った。一方で、国民の消費レベルも向上を続けた。全国国民のエンゲル係数は28.4%で、同0.9ポイント低下した。通年の国内観光客ののべ人数は同10.8%増加し、国内観光収入は同12.3%増加し、私的な理由で海外に出かけた人ののべ人数は同14.1%増加した。

社会保障のセーフティネットがさらに緊密で堅固なものになった。18年末には、全国で都市部労働者基本年金保険、都市部・農村部住民基本年金保険、労働者基本医療保険、都市部・農村部住民基本医療保険の加入者数がいずれも千万単位で増加した。通年で全国バラック密集地の住宅626万戸の改良工事がスタートし、511万戸がほぼ改良を終え、農村地域では状況を正確・詳細に把握して支援対象を明確にし、貧困世帯の危険性の高い住宅157万戸を改良した。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年3月1日

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