2018年、中国の経済運営は合理的な範囲を保ち、国民経済と社会発展の主要な目標が達成され、経済・社会の全体的局面が調和・安定を実現した。国家統計局が2月28日に発表した「2018年国民経済と社会発展の統計公報」をみると、中国の経済・社会発展が新時代に成し遂げた新たな成果が1つ1つのデータに記録されている。「北京日報」が伝えた。
▽成長率は5大エコノミーのトップ
同統計公報によると、18年に中国の国内総生産(GDP)は前年比6.6%増加し、経済運営の安定性と強靱性が目に見えて強化された。同局の盛来運副局長の説明によると、「6.6%という経済成長ペースは世界の上位5大エコノミーの中でトップで、世界経済成長への寄与度は30%前後になり、中国は引き続き世界経済成長のエネルギー源になっている」という。
経済規模をみると、通年のGDPが初めて90兆元(1元は約16.7円)を突破して、90兆309億元に達し、16年に70兆元、17年に80兆元を突破したのに続き、またひとつ大台を突破した。年平均レートでドル換算すると13兆6千億ドルになり、世界2位をキープしたとともに、世界経済に占める割合が引き続き上昇した。
経済が安定した成長を維持し、雇用規模が拡大を続けた。18年に全国の都市部で新たに就職した人は1361万人に上り、過去最高を更新し、6年連続で1300万人を超えた。出稼ぎ労働者は通年で2億8836万人に上り、同0.6%増加した。全国都市部の調査失業率は5%前後を保ち、目標値の5.5%以下を達成した。18年の消費者物価指数(CPI)は同2.1%上昇し、目標値の3%を下回った。