40日間にわたった2019年「春運」(春節<旧正月、今年は2月5日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が無事終わり、全国鉄道利用者数は延べ4億1千万人に達し、初めて4億人の大台を突破した。民間航空の利用者は延べ7288万2千人で、こちらも過去最高記録を更新した。人民日報が報じた。
1月21日から3月1日までの期間、全国の鉄道利用者累計は前年同期比6.7%増加した。うち、高速鉄道の利用者数は同16.2%増の延べ2億4千万人に達し、利用者総数の60%を占め、その割合は前年同期比5ポイント上昇した。春運期間中、1日あたりの鉄道利用者数が延べ1千万人を超えた日数は23日間。2月23日、全国鉄道利用者数は延べ1316万9千人に達し、春運の1日あたり鉄道利用者数で過去最高をマークした。
同時に2019年春運の民間航空旅客輸送業務も終了した。40日間の春運期間中、民間航空利用者数は延べ7288万2千人に達し、前年同期比11.4%増加した。国内線フライトの定時運航率は80.42%に上り、安全かつスムーズで秩序だった航空輸送を実現し、乗客の外出ニーズを満たした。
春運期間中、復興号の運行本数は380往復まで増加し、運行頻度・範囲は拡大の一途を辿り、38路線、23の省会都市(省政府所在地)・直轄市および香港特別行政区を網羅するまでとなり、より多くの乗客が復興号の優れたサービスを享受した。
インターネットは、乗車券販売の主要ルートとなった。中国鉄路局の乗車券予約・販売公式サイト「12306」はアップグレードを実施し、コード読み取りによるユーザー登録、オンライン顔認証、電子乗車券試行などの新たなサービスを打ち出し、95%以上の乗車券購入客は、認証コードを入力する必要がなくなり、乗客の乗車券購入プロセスを大幅に改善した。12306サイトが19日間で販売した乗車券は1100万枚に上り、2019年1月4日には1282万枚に達し、過去最高記録を更新した。
現在までに全国鉄道578駅の3662レーンにおいて、自動改札機によるセルフサービス認証が行われており、乗客の改札効率はぐんと高まった。スマート化サービスの推進にともない、高速鉄道Wi-Fiプラットフォーム機能がさらに拡大され、駅構内のスマートナビゲーションやオンラインによる食事注文、「高速鉄道+シェア自動車」など各種サービスが最適化され、春運の情報化・スマート化サービスレベルが一段と高まった。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年3月4日