米アイスクリームチェーン「ワンダーラスト・クリーマリー」が最近、SNSで「大白兎ミルクキャラメル」味のアイスクリームが爆発的ヒット商品となっていると書き込んだ。北京青年報が報じた。
このアイスクリームは、中国上海の老舗メーカーの「大白兎ミルクキャラメル」に着想を得ているとしており、その宣伝ポスターを見ると、白いアイスクリームのコーンが、「大白兎ミルクキャラメル」の包み紙と同じデザインの紙に包まれている。
あるメディアの報道によると、「大白兎ミルクキャラメル」の商標権を持つ上海冠生園は、「ワンダーラスト・クリーマリーが販売している大白兎ミルクキャラメル味のアイスクリームは当社から商標使用の許可を得ていない」としている。
現地時間3月4日、ワンダーラスト・クリーマリーのスタッフは取材に対して、「大白兎ミルクキャラメル味のアイスクリームは大ヒットしている」とし、商標権侵害の疑いに関して、「アイスクリームを売る時には、中国の大白兎ミルクキャラメルの包み紙やロゴなどは使っていない。このアイスクリームの名前は『ホワイト』。SNSにアップしている中国の『大白兎ミルクキャラメル』の包み紙と同じデザインの紙に包まれたアイスクリームは宣伝のためのコンセプト画像に過ぎない」としている。
北京時間5日午後、ワンダーラスト・クリーマリーは中国の「大白兎ミルクキャラメル」のロゴが入った宣伝ポスターをSNSからすでに削除していた。
上海冠生園のスタッフは5日午後、取材に対して、「現在、ワンダーラスト・クリーマリーから連絡があり、双方は現在、関連事項に関し、コミュニケーションをとっている状態。商標権についても話し合うかもしれないが、今のところ、当社は先方が商標権を侵害したとは結論付けていない」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年3月6日