これまでと比べて、計画から実際にドライブ旅行に出かけるまでの時間が短くなってきている。周辺へのドライブ旅行の場合、出かける4.5日前に旅行を決めており、中距離・長距離のドライブ旅行の場合平均22日前となっている。つまり、ドライブの旅行ユーザーは、「思いついたらすぐに出かける」スタイルを一層好むようになってきている。
ドライブ旅行市場における発展動向
ドライブ旅行の場合、通過する場所のインフラが整っている必要がある。Lvmamaは、中国人がドライブ旅行の際に重視するインフラは、最低限の「ガソリンスタンド+飲食店+トイレ」から、飲食店、宿泊施設、交通、ショッピング、アクティビティ、娯楽など総合的な体系へと発展し、その建設も進んでいる。
観光消費の主力が若年化するにつれ、均一化したスタンダードな商品では、旅客のニーズを満たすことができなくなってきており、今後は、位置付けや体験にオリジナル性があり、サービスが行き届いたドライブ旅行商品が人気になると予想されている。
ドライブ旅行業界は、ここ数年の急速な発展を経て、市場は盛り上がりを見せているものの、今のところ、中・小型のドライブ旅行クラブ/旅行会社/企業傘下のブランドがメインで、地域性が強く、規模は小さいのが特徴だ。
同報告は、旅客のニーズ体系やサービスへの要求が多元化するにつれ、ブランド能力や資金力、業界での経験、サービス能力などを有する大型企業が必ず台頭し、市場のシェアのもっと大きな部分を占めるようになると予測している。今後、ドライブ旅行市場では、業界再編が行われ、新たな業界革命が起こると見られている。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年3月7日