中国石油(ペトロチャイナ)西南油ガス田川南深層シェールガスの研究開発から6日、朗報が伝わった。四川省瀘県雷達村に位置する「瀘203井」が噴出テストを終え、井閉鎖最高井口圧力が57.1メガパスカルに、テスト中の1日平均生産量が137万9000立方メートルに達し、中国国内単独で初めて100万立方メートルを超えたシェールガス井になった。人民日報が伝えた。
瀘203井は深層シェールガス評価井で、瀘州プレートの深さ4000メートル前後の竜馬溪組シェールガス資源の開発の潜在力を評価し、深層シェールガス水平井のスムーズな掘削技術及びSRV水圧破砕技術をテストすることを目的としている。丹念な計画を経て、地層温度が140度を上回るシェールガス地層の中で水平1500メートルの掘削に成功した。高品質貯蔵槽掘削率が100%に達し、井の品質合格率も100%に達した。北米の次世代SRV水圧破砕技術を利用し、四川省南部の深層シェールガスの地質的特徴と結びつけ、さらに一連の破砕工法を採用することにより、深さ4000メートル弱、破砕圧力110メガパスカル以上、水平応力差20メガパスカル以上の、微小クラックがやや発育したシェールガス貯蔵槽の体積改造に成功した。中国石油の「足202H1」「黄202」「瀘203」などの井が相次いで高生産ガスの掘削に成功している。これは四川省南部の深層シェールガス調査・開発技術が、徐々に成熟化に向かっていることを示している。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年3月8日