米ボーイング社が再びコメント 謝罪なく賠償にも触れず

人民網日本語版 2019年03月20日14:47

このたびの事故で大きな波紋を呼んだ米国のボーイング社が再びコメントを発表した。デニス・ミュレンバーグ会長・社長兼最高経営責任者(CEO)は現地時間の18日夜、公開書簡の中で、「安全がボーイング社業務の中核だ。現在、必要な行動を取って737MAX機の安全は完全に保障されており、まもなくソフトウェアの更新と737MAXを操縦するパイロットの訓練について発表する」と述べた。「北京商報」が伝えた。

ミュレンバーグCEOは書簡の中で、「エチオピア航空とライオン航空の乗客および乗員のご家族の皆様にお悔やみを申し上げる。また737MAXの運航停止によりお客様と多くの皆様にご不便をおかけしていることを理解し非常に心を痛め、現在、事故の調査に全面的に協力している。ボーイングは事故調査担当者に協力し、必要な技術的支援を提供している。より詳細な情報をいつ発表するかについては、エチオピアの事故調査当局が決定する」と述べた。ミュレンバーグCEOは2日連続でコメントを発表しており、17日にもボーイング社の公式サイトを通じて、「調査担当者が最終的な結論を確定させるための作業を継続している段階で、ボーイング社はさきに発表したソフトの更新とパイロットの訓練についての変更を行っている。こうすれば737MAX制御システム(MCAS)が誤ったセンサー入力に応答してしまうという状況が解決される」と述べた。

またミュレンバーグCEOは、「安全はボーイングの航空機の設計、製造支援における筆頭任務だ」としたが、17日のコメントでは謝罪や賠償については触れなかった。最新の公開書簡でも、こうした外部が大きく注目している点には引き続き触れていない。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年3月20日

  

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