動画で中日文化の違いを伝える朱東浩さん フォロワーは24万人 (2)

人民網日本語版 2019年03月27日10:38

「ネット上には、日本に関する情報がたくさんある。ネガティブな情報もあれば、でたらめの情報もある。僕は自分の観察を通じて、より全体的な日本を描写したい」と朱さん。そして彼の投稿した「秩序を守る」という作品を例に挙げ、「日本人の細やかな気配りと秩序を守る点は学ぶ価値がとてもあると思う。一方で、時にはその度が過ぎていると思うこともあるが、必ずしも不合理というわけではない。異なる2つの観点から、日本社会を観察すると、いろんな疑問に対する情理にかなった答えが見えてくる」と、自身の動画の作風について説明した。

また同時に、国外での生活を通して、朱さんは「自分はどんな人間か」、「中国文化にはどんな特徴があるのか」、「文化の違いをどのように見ればよいのか」などを深く考えるようになったとし、「現地の文化に無理に溶け込もうとは思わないが、郷に入っては郷に従えというのが基本的な礼儀だと思う。そのような立場に立たなければ、文化の違いを客観的に見ることはできない」とした。

理工学系で学ぶ朱さんは、「学業と動画投稿をうまく両立できている。勉強が忙しい中、動画も製作することで、時間を有効に使い、インスピレーションがふっと湧いてくる能力を身に着けることができている。そして、思いがけずおもしろい動画が製作できることもある」と話す。

「科学研究が大好きで、ショート動画が大きな影響力となることを期待している」とする朱さんは今、ショート動画と自身の学科をどのようにコラボさせるかを考えている。真剣に取り組む科学研究をショート動画の製作に応用したり、自身が学んでいるビッグデータや人工知能などのハイテクの要素を盛り込むことで、作品に深みを持たせたいと考えている。

朱さんは、「ショート動画を通して、シビアな部分を残しながらもユニークにハイテクの知識を伝えたい。それはとてもやりがいのあるチャレンジだと思う」と語った。

(編集KN)

「人民網日本語版」2019年3月27日

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