最近、ネット上で、「中国の高考(全国大学統一入試)の成績にもとづく出願を受け入れる英国の一流大学がまた一つ増えた」という情報が流れている。それは、世界の超名門校であるケンブリッジ大学だ。同校は、公式サイト上で、「入学判定基準」のひとつとして中国の大学入試成績を組み入れることを明らかにした。中国新聞網が報じた。
ケンブリッジ大公式サイトによると、同校は、中国の大学入試成績にもとづく出願を受け入れるが、受験生の成績が、各省のランキングで上位0.1%以内であることを条件としている。また、出願する専攻学科の言語についても、一般的に、アイエルツ(IELTS=英語力診断テスト)スコア7.0以上であることが求められている。
また、ケンブリッジ大学は、中国人学生の学業レベル試験(会考)も重視するとしている。
このほか、同校は、入学を希望する中国人学生に対し、科学オリンピックへの参加や、SAT(エスエーティー標準テスト)I/IIあるいは米アドバンスト・プレイスメント(Advanced Placement Tests)の受験を奨励している。
同校公式サイトによると、2017年―2018年時点で、計420人の中国人学生が同校学部に留学しており、754人の中国人学生が大学院修士課程で学んでいる。
現時点で、ケンブリッジ大学のほか、英国では、バーミンガム大学・レスター大学・ケント大学・ダンディー大学・クィーンズ大学ベルファストの有名大学6校が、中国の高考の成績にもとづく出願を受け入れている。
これに対して、ケンブリッジ大学の公式微博は25日、これは最近のニュースではなく数年前から実行されており、ケンブリッジの学生募集は成績だけではなく、入試成績に基づき一人一人の学生に対して総合評価を行うとしている。またその具体的な申請プログラムと学生募集基準は、ケンブリッジ大学の学生募集サイトに紹介しているとした。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年3月25日