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世界自然遺産で働く「サンショウウオのお父さん」

人民網日本語版 2019年04月09日14:09
世界自然遺産で働く「サンショウウオのお父さん」
サンショウウオを「生態溪」から持ち上げる飼育員の趙志斌さん(撮影・呉勇兵)。

湖南省張家界市武陵源に位置する湖南省サンショウウオ救護センターでは、年齢の異なる約3万5000匹のサンショウウオの飼育と繁殖が行われている。最年長は60歳で、最年少は生後半年。サンショウウオは成長環境に対して非常に敏感な動物。飼育員は毎日、サンショウウオの孵化エリア、養育エリア、生態系模倣エリアなどを点検する。さらに定期的にサンショウウオの成長・繁殖エリアの掃除、消毒、水の交換を行わなければならない。中国新聞網が伝えた。

養育作業を終えると同時に、飼育員は毎年さらに計画に基づき、一定の大きさまで成長したサンショウウオを選び野生に放流すると同時に、かつ放流するサンショウウオの体内に性別・年齢・体重・出生地などの情報を記録したチップを植め込まなければならない。そして遺伝の記録を作成することで、野生のサンショウウオの遺伝の純度を保つことを目指している。

サンショウウオ救護センターに17年間勤務している◆全勝さん(◆は刑のへんにおおざと)は「サンショウウオと触れ合う時間が長く、サンショウウオに対する思いもことのほか強く、皆からはサンショウウオのお父さんと呼ばれている」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年4月9日

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