2018年5月8日、広東省珠海長隆海洋王国の1頭のシナウスイロイルカ(資料写真 撮影・陳驥旻)。 |
広東省海洋・漁業庁が発表した情報によると、粤港澳(広東省・香港地区・マカオ地区)はシナウスイロイルカ粤港澳保護連盟の設立準備を進めている。交流の場を設けることで、各保護組織間の連携と協力を強化し、シナウスイロイルカ保護事業の発展を共同で推進していく。新華社が伝えた。
シナウスイロイルカは国家一級保護動物で、主にインド洋と西太平洋の亜熱帯・熱帯の水深の浅い近海に分布している。中国では主に南東部の沿海に分布している。その数の少なさから、「海のパンダ」とも呼ばれている。
広東珠江シナウスイロイルカ国家級自然保護区管理局の陳海亮局長は、「シナウスイロイルカの保護は粤港澳大湾区海洋生態文明建設の窓口になっている。広東省は1995年より、香港漁農自然護理署及びマカオ民政総署と緊密な交流・協力関係を構築し、シナウスイロイルカの保護を協力事業としている」と説明した。
さらに、「日常的な救護と緊急共同救護が、同連盟の重要任務になる。3者は救護専門家チームを作り、各種管理・保護作業を合理的に展開する。シナウスイロイルカ救護ネットワークを整備し、関連する法律・業務コンサルティングを展開する」としている。
また同連盟は救護情報共有メカニズムを構築し、科学研究プロジェクトを実施する。シナウスイロイルカの数、分布、生活習慣、回遊ルート、生理的構造、群れの構造、群れの差といった生物・生理・生態学的特徴を調査するほか、シナウスイロイルカ組織サンプルバンクと遺伝バンクを共同構築・整備していく。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月13日
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