若者の三大ストレッサーは経済・キャリア・学業 約3割が「うつ傾向」

人民網日本語版 2019年04月11日16:39

(写真提供・鑠観)

中国青少年研究センターチームと中国科学院心理研究所はこのほど、若者のメンタルヘルスに関する調査を共同で実施した。回答者の半数以上が「イライラを感じる」という問題を抱えており、この問題で悩んでいるのは31歳から35歳の若年層が最も多いことが、この調査から明らかになった。中国青年報が伝えた。

今回の調査の対象となったのは、年齢が14歳から35歳の人々で、うち男性が2739人、女性が2824人。学生は、中学生が364人、高校生が442人、専科生が367人、大学学部生が736人、修士が215人、非学生が3439人だった。調査対象者は、主に東北・西北・南部の三地域から選ばれた。

〇回答者の約3割がうつ傾向、ハイリスク年齢層は31~35歳

「自分はうつ傾向ではない」と答えた若者は7割以上(70.5%)で、「うつ傾向」とした人は21.4%、「うつ傾向が強い」とした人の割合は8.1%だった。

そのうち「うつ傾向が強い」と答えた人は、14歳から18歳の年齢層が7.7%、19歳から22歳が7.4%、23歳から30歳は8%にそれぞれ達しており、31歳から35歳では9.7%と、うつ傾向の割合が最も高い年齢層であることが判明した。

また「うつ傾向が強い」と答えた中学・高校生の割合は7.7%、高等教育機関(専科・大学学部・修士)の学生は6.6%、働く若者が最も高く8.8%だった。

〇若者が直面する三大ストレッサーは経済・キャリア・学業

中国青少年研究センター孫宏艶チームは、調査研究の結果、若者にストレスを及ぼす主なファクターは、経済的プレッシャー・キャリア展望・学業上のプレッシャーであることを突き止めた。

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