甘粛省教育庁はこのほど、同省に登録されている貧困大学生1人につき3つ以上の雇用ポストを提供し、就職による貧困脱出を推進する方針を明らかにした。新華社が報じた。
甘粛省は、数年前から、「三支一扶(教育と農業、医療の3つの支援と貧困扶助)」や「特崗計画」、「西部ボランティアサービス計画」、「大学生1万人の企業採用」といった末端組織を対象にしたプロジェクトや特定項目計画を制定・展開しており、より多くの大学卒業生が末端組織で就職するよう指導・奨励し、人材資源を環境の厳しい辺境地域や末端組織の第一線に向かわせることで、そのポストの流動を促し、末端組織の構築推進に重要な作用を発揮してきた。
現在、甘粛省で登録済みの貧困家庭出身大学卒業生の就職率は、初めて80.53%に達した。2018年、省教育庁は5千万元(約8億3400万円)の特定項目資金を調達し、就職・創業にターゲットを絞ったサービスを提供する6大プラットフォームのリードする機能を積極的に発揮し、大学生の就職・創業プロジェクト57件を展開して、27の大学がその恩恵を受けている。また、省内の各大学は、キャンパス人材募集の主要なルートとしての役割を大いに発揮し、2018年度大学卒業生に約52万の雇用ポストを提供した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年4月17日