休暇を取り結婚する大学生、正当な権利は尊重すべき

人民網日本語版 2019年04月10日11:19

このほどネットに投稿されたある動画が話題となっている。それは湖南省長沙市にある中南林業科技大学の朱先生が受け取った極めてユニークな「休暇願」。その休暇理由は、「ウェディングフォト撮影のため」とあった。朱先生は、「この学生は現在3年生で、休暇願を受け取った時にはびっくりして、一瞬言葉も出なかったが、この学生を祝福すべきだと思いなおした」と話す。このような休暇願は「教師の常識を覆す休暇理由」といえるかもしれない。中国青年報が伝えた。

教育部(省)は2005年に「普通高等学校学生管理規定」を改正し、「在学中に許可なく結婚し、退学手続を行わない学生は、退学処分とする」という規定を削除した。それ以来、子連れで卒業写真を撮る卒業生や学生に夫婦用宿舎を用意する大学、大学生が卒業シーズンに集団結婚式を挙げるといった大学在学中に結婚・出産するというニュースがしばしば世間の関心を集めるようになった。

実際、筆者の大学時代の同級生の何人かも在学中に結婚・出産したが、今のところ、彼らはとても幸福な結婚生活を送っている。しかし、「早すぎる結婚は、無責任の証であり、末永い幸福は望めないだろう」といった学生結婚に反対する声も実際にある。大学生の結婚に対して憂慮する意見には必ず現実的な根拠があることは否定できない。なぜならほとんどの大学生は経済的に独立しておらず、結婚という社会的関係を築く上での相応の能力や責任が不足していることは歴然とした事実だからだ。

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