「国際博物館の日」だった18日、各博物館ではこの日を祝した特別講座や特別展覧などのイベントを開催し、文化普及の大切な場として、観客の来場を促した。中国新聞網が伝えた。
なかでも人目を引いたのは、ファンシーで可愛らしい文化クリエイティブグッズだ。スマホケースからマスキングテープ、マグネット、ハンドメイドソープなどありとあらゆるグッズが作られ、インテリア用品から洋服、アクセサリーまでほとんどグッズとして売られていないものは無いほどだ。
〇生活雑貨におけるセレモニー感重視
日々の暮らしにおいてセレモニー感が求められているため、各大型博物館は相次いで各種の生活雑貨を打ち出している。陝西歴史博物館が売り出しているスクールなコインケースの表面には、唐代女性がデザインされている。またコンパクトで精巧な造りの眼鏡ケースもある。
暑い夏も涼しく乗り切れるように、故宮では、「朕亦甚想你(朕もそなたが恋しい)」と書かれた扇子や各種カラーの団扇を売り出している。
文化クリエイティブなステンレスボトルと言えば、国家博物館のステンレスボトル。清代の「芙蓉双鷺図」からインスピレーションを得た「芙蓉双鷺保温ボトル」が高い人気を誇っている。
現代人は大きなストレスを抱え、不眠に陥りやすい。そこで上海博物館は、「睡眠用アイマスク」を売り出している。表面にデザインされた「昼眠夕寐(昼寝して夕寝する)」という4文字は、宋の徽宗の手による「千字文」を使用しており、その字は非常に趣がある。
旅行の際に、荷物をどうやって詰めるか?という点にも博物館は目を付けている。故宮は「神来運旺」シリーズのトラベルポーチを売り出しているほか、紫外線対策にも雨にもばっちりな「喜福連綿」シリーズの晴雨兼用傘もある。