折りたたみデバイスの陣営にまた新たに1社が加わった。聯想(レノボ)はこのほど米国で開催した年次イベント「レノボ・アクセルレート2019年」で、世界初の折りたたみディスプレーを搭載したノートパソコン「Think Pad X1」シリーズのプロトタイプを初めて対外的に発表した。「北京日報」が伝えた。
レノボによると、このパソコンは朝起きて、折りたためば本のようになり、ベッド上でSNSをチェックして、新しい一日をスタートすることができる。キッチンでは開いて縦に置けば、複数のニュースサイトを気軽にのぞくことができ、バスや地下鉄では、手帳型にしてメールチェックが行える。会議に出る時には、開いて全面を使用し、タッチ操作で会議の内容を記録することができる。折りたたんだ時のサイズは通常サイズの本と同じほどだ。キーボードはないので、パソコンとして使用する場合は外付けのキーボードを使用するかバーチャルキーボードを表示させて入力を行う。
折りたたみ携帯電話はスマートデバイスの次の重要トレンドとみられているが、さまざまな問題も次々に起きており、開発したサムスンは発表会を取り消し、発売時期を遅らせることも決定し、折りたたみディスプレーの実用化の見通しと普及するまでにかかる時間には懸念が広がる。聯想が今回発表した折りたたみパソコンのプロトタイプは、年内の発売は急いでおらず、2020年に発売の計画だが、まだ価格は発表されていない。このパソコンに搭載する有機ELディスプレイはLGが供給する。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年5月16日