茶碗や急須、飾りを影絵や敦煌壁画、隈取などと結びつけることで、美しい漆作品が誕生する。これらの作品は、蘭州工業学院の教員と学生が伝統的な漆技術で作り上げた。学生によると、一つの漆絵コップを作るのにおよそ20日間ちかくかかるという。まず漆を20回弱繰り返し塗り、乾かした後に1層ずつ磨きをかけ、図案が美しく現れるまで続ける。学生は十分な忍耐心と一定の経験が必要となる。その力とコツを習得することで初めて美しい漆絵作品に仕上がる。漆絵は天然の漆を主要材料とする絵画で、他にも金や銀、卵の殻、貝殻などを材料とする。芸術品としてだけでなく、実用的な装飾品としても使うことができ、壁飾りや屏風、壁画などの表現形式になっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年5月31日