WHOが燃え尽き症候群を「職業上の現象」と解釈

人民網日本語版 2019年05月30日09:06

世界保健機関(WHO)は27日、世界の疾病や傷害を分類して一覧化した疾病及び関連保健問題の国際統計分類・「国際疾病分類」(ICD)の最新改訂版を公表。燃え尽き症候群(burn-out)は疾病とは分類せず、当事者が治療を求めることもある「職業上の現象」と記載された。新華社が報じた。

ICD最新版で、燃え尽き症候群は「職場での慢性的なストレスに起因すると解釈される症候群」と定義された。その特徴としては▽意欲低下と疲労の感覚▽仕事に対する心理上の隔絶感、否定的あるいは冷笑的な感情の増大▽業務効率の低下―――などが挙げられている。

WHOが制定して公表しているICDは、各国政府が医療や管理、教育、科学研究、政策制定などにおいて活用する疾病分類の規範性基準で、世界の衛生、健康の分野において、権威ある共通の基準となっており、保険の対象となる疫病の設定などにも活用されている。

WHOは2007年に、ICDの11回目の改訂作業を始めた。新たに加わった内容も多い第11回改訂(ICD-11)は2022年1月1日から適用される。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年5月30日

  

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