米国の仕掛けた貿易摩擦は米国にも他国にも損害を与える (2)

人民網日本語版 2019年06月18日15:54

米国が経済貿易摩擦を仕掛けるのは中米両国及び世界全体の利益にならない。中米両国は国際貿易を通じて、すでに互いに融合して切り離せない緊密な経済関係を形成しており、米国が経済貿易摩擦を仕掛けるのは中米両国の利益にならない。昨年末以降、中米の二国間貿易はある程度減少し、中国の対米直接投資と米国の対中投資の伸び率も減速した。米国が輸入する中国製品には大量の消費財が含まれ、関税率引き上げによる税負担は最終的に米国の消費者が負担することになる。中国では多くの輸出企業が米国企業であり、米国が経済貿易摩擦を仕掛けることで、関係する米国企業も打撃をこうむる。また、米国が独断専行で経済貿易摩擦を仕掛けることは、回復途上の世界貿易にも悪影響をもたらす。すでに昨年、世界貿易の回復基調は断ち切られ、貿易の伸び率は減速した。世界貿易機関(WTO)は今年の世界貿易の成長率予測について依然悲観的だ。国際通貨基金(IMF)、世界銀行、経済協力開発機構(OECD)などの国際機関はいずれも、保護貿易主義は世界の貿易と経済に巨大な不確定性をもたらし、回復途上の世界貿易に打撃を与え、グローバル・バリューチェーンも破壊すると警告する。米国が経済貿易摩擦を仕掛けることは全世界の利益にならず、人々の支持を得られず、さらに強烈な反対に遭うのは必至だ。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年6月18日

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