国際貿易紛争解決の中国の知恵 (2)

人民網日本語版 2019年07月02日15:57

協力はグローバル・バリューチェーン上の各国による利益共有を確保するための最良の道だ。グローバル・バリューチェーンの形成と深い一体化によって、様々な国、様々な産業、様々な企業が同一製品の生産に融け込み、製品の世界生産はリスクを共同負担し、利益を共有する共同体を形成している。グローバル・バリューチェーン生産の複雑性のために、局地的な貿易紛争は広範に波及する利益の衝突に転化しやすい。グローバル・バリューチェーン生産システム内の利害関係者は協力してこそリスクを効果的に回避し、利益の共有を実現することができる。経済貿易をめぐる溝と摩擦に対して、中国は常に唯一の正しい選択は協力であり、協力という方法によって解決すべきであると考え、互恵・ウィンウィンの合意形成を促進している。

ウィンウィンは包摂的な貿易成長と世界の共同繁栄を実現する目標だ。G20杭州サミットで、経済グローバル化の成果が世界の隅々にまで最大限恩恵を及ぼすことを確保するため、中国は包摂的な成長構想を打ち出した。世界経済の深い統合が進む中、各国の経済発展戦略、発展水準、体制・制度の違いは世界経済の発展を促進する原動力であると同時に、学び合い、参考にし合い、深いレベルの国際協力を実施するチャンスを各国に提供している。人類運命共同体理念を確立し、互恵・ウィンウィンを目標に国際貿易紛争を適切に取り扱い、うまく管理・コントロールすることは、包摂的な貿易成長と世界各国の共同繁栄の実現に資する。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年7月2日

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