大白兎ミルクキャラメルは中国の歴史ある国産ブランドであり、上海の老舗ブランド。今も変わらず人気があるだけでなく、特にここ2年ほどは次々と新たな動きを見せている。発売直後に品切れとなった大白兎リップクリームや大白兎香水、3-4時間並んでようやく飲むことができる大白兎ミルクティーに続き、9月3日には正規コラボによるソフトクリームも打ち出した。中国新聞網が伝えた。
今回、大白兎が打ち出したソフトクリームは、有名チョコブランドのゴディバと提携したもの。上海人民広場にあるショッピングセンターの来福士広場にポップアップ・ストアもオープンさせた。ソフトクリームは「ゴディバ大白兎ソフトクリーム」と「ゴディバ大白兎ミックスソフトクリーム」の2種類あり、価格はいずれも55元(約813円)。
大白兎ミルクキャラメルブランドを擁する上海冠生園食品有限公司の呉堅社長は、「今回発売したソフトクリームは、過去にネットに登場したような大白兎キャラメルを砕いたものを直接トッピングした商品ではなく、ミルクキャラメルの原料である海外から輸入した粉ミルクなどを使用して作り上げ、さらには大白兎ミルクキャラメルならではのオブラートも使用することで、消費者の子どもの頃の記憶を呼び覚ますように配慮している」とした。
「これは私が子供のころ好きだった味そのもの」と話す陳さんは、大白兎の大ファン。今回のソフトクリームについても、販売開始と同時に買いに来たのだという。ソフトクリームを味わった後で彼女は、「ミルクの味が濃厚。きっとみんなの子供のころの記憶を呼び覚ますに違いない」としたが、一部には「ちょっと甘すぎる気がする」とした消費者もいた。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年9月4日