2000年代生まれが労働市場へ バイト月収はフルタイムサラリーマン以上

人民網日本語版 2019年09月02日08:35

毎年6-8月になると、フレックスタイム式の人材市場が最も活発なシーズンを迎える。まず夏は消費ニーズが大幅に増加して、多くの企業で季節的な人材ニーズが増えることがあり、それから大勢の学生が夏休みになって使える時間が増え、人的資源市場に進出するということがある。「中国青年報」が伝えた。

このほどワンストップ式フレックス求人プラットフォーム「兼職猫」が、「2019年夏休み労働市場生活データ報告」を発表した。プラットフォームのユーザー2600万人のデータを調査し、夏休みにバイトする人々の生活状況を分析し、初めて働きに出た現代の95後(1995年から1999年生まれ)と00後(2000年代生まれ)の「バイト体験記」の中の楽しさや苦労などを読み解いたものだ。

▽バイト月収がフルタイムのサラリーマンを超える プレッシャーと焦り

同報告によれば、夏休みの労働者は95後と00後の層に集中し、16-22歳が全体の83%を占める。大部分が現役の高校生や大学生だ。

給与や待遇をみると、一線都市と二線都市は三線都市、四線都市を超え、平均日給は約110元(1元は約14.9円)。このうち100-120元の割合が最も高く、平均で計算すると、夏休みのバイトの月収は一部の大卒のフルタイムサラリーマンの月収を超えることもある。一部の大学生にとって、1ヶ月働いた収入は携帯電話が1台買えるくらいになる。

データによれば、「職業技能」、「飲食サービス」、「実習」が若者の最も集まる3分野だ。比較的年長の95後は、成長力の高い職場を希望し、頭脳労働をより好む傾向がある。「労働市場のニューカマー」00後は「来る者は拒まず」で、屋外での作業でも労働集約型の仕事でも引き受ける。苦しんで疲れるまで働いて自分を鍛えたい、社会とより多く接触したいと考えているからだ。

初めて労働市場に出て、多くの大学生が、「現実と期待の間には一定の落差がある」と気づく。仕事のある生活は思っていたほど楽ではなく、ほとんどの人が働いてみて自分にいろいろ足りないところがあることに気づく。「技能と経験の不足」が直面する最も直接的な困難であり、適応が難しいプレッシャーのかかる労働環境が強い焦燥感を抱かせてしまう。

中でも95後が最も強く仕事のプレッシャーを感じている。95後は成長と計画を重視し、たとえバイトでも自分のメリットになり、自分の価値を高めたいと願っているが、一般的に夏休みのバイトで期待通りになることは難しい。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年9月2日

  

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