エビ団子にエビは入っている? 成分表のキーワードに要注意

人民網日本語版 2019年09月18日14:51

北方地域は徐々に秋らしくなり、 しばらく「お休み」となった火鍋も提供されるようになった。羊肉、牛肉、新鮮な野菜のほかに、さまざまな魚肉団子、エビ団子、カニかまぼこが多くの人から支持されている。これらの練り物の原材料を見ると、その主要成分が魚のすり身、デンプン、塩分、化学調味料であることが分かる。たとえエビ団子やカニかまぼこと書かれていても、その主要成分はほぼ同じだ。これらの練り物には栄養価が含まれるのだろうか。健康に悪影響を及ぼすことはないだろうか。科技日報が伝えた。

天津市科技大学食品学院の王浩准教授によると、市場で売られているこれらの練り物はほぼ、本物に似せたコピー食品だ。王氏は「当初は科学的な手段により、一般的な食品を貴重で珍しい食品に似せようとする狙いがあった。現在市場で売られているこれらの魚介類に似せたコピー食品は、魚のすり身を主な成分としている」と説明した。

無論、本物そっくりにするため、化学調味料の使用が不可避だ。王氏は、「エビ団子や魚肉団子の成分表には燐酸三ナトリウムや三燐酸ナトリウムなどがよく見られるが、これらはリン酸塩複合化物を形成する。この化学調味料を魚のすり身に使用することで、成形が容易になる。それからカラギーナンやジェランガムなどの増粘剤により、団子の弾力性が高まる。さらに各種香味料・香辛料は、団子の食感と味を改善するために用いられることが多い」と説明した

また、「消費者は製品の成分表をチェックし、購入しようとしている練り物の主な原材料が何であるか、魚のすり身の割合がどの程度であるか、そのほかにどのような成分が含まれるかを見るべきだ。一般的には、魚のすり身の含有量が多いほど質が高く、栄養価も高い。バラ売りの練り物、特に「三無商品」(製造元、生産地、生産許可証がない商品のこと)については、成分が不明な場合は慎重に購入するべきだ」と注意を促した。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年9月18日

  

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