日本の公益財団法人イオン1%クラブ、在中国日本国大使館が主催する2019「日本小大使歓迎会」が15日夜、北京で開催され、在中国日本国大使館の横井裕大使、北京市人民政府外事弁公室の李輝副主任、イオン1%クラブの横尾博理事長ら来賓と中日両国の「小大使」140人が出席した。人民網が伝えた。
横井裕大使は挨拶の中で、「今年5月、日本は『令和』の新時代に入り、中国も10月1日に新中国成立70周年の祝賀行事を行い、日中両国は共に歴史の新たなスタート地点に立ち、両国の指導者も共に日中新時代を切り開くことを決めた。特に青少年分野で、両国は今年を『中日青少年交流推進年』とし、さまざまな活動の展開を大いに支援している。青少年交流が重要だと言うのは、青年時代に感じたことや受けた印象は、想像以上にその後の人生に深い影響を与えるからだ。このことは両国関係の将来にとっても重要な意義がある」と述べた。横井大使はさらに、「私が最初に中国に来たのは1980年で、日本の外務省職員として北京大学で学んだ。その後の40年近くの間に、相前後して6回中国で勤務したが、この間、中国では天地がひっくり返るような驚くべき変化があった。若いころの経験は非常に強く印象に残っている」と自身の経歴を紹介し、「日中両国の若者が互いに相手の国を理解し、長きにわたって積み重ねてきた交流はまさに長期的に安定した日中関係の重要な基盤を築いている。それは日中関係の最前線にいるこの世代のほとんどの人が自身で経験してきたことでもある」と述べた。
横尾博理事長は挨拶の中で、「『小大使』活動に参加しているのは高校生で、みなさんはまだ将来どんな仕事をするか決めていないかもしれない。この活動に参加したことが、みなさんが自分のやりたい仕事を見つける一つのきっかけになることを願っている。必ず夢を持ち、あきらめずに、そして最後にはその夢を実現してほしい」と述べた。
李輝副主任は挨拶の中で、「今年は『中日青少年交流推進年』であり、『中日小大使』活動を展開し始めて11年目にもあたり、中日双方からすでに1300人の高校生がこのプロジェクトに参加した。この活動に参加することで、みなさんは理解と友情を深め、中日友好のためにより大きな促進効果を果たした。今回中国を訪れた日本の高校生の多くは初めて北京に来たと聞いている。みなさんがこれから1週間という時間を十分に活用して、多くのところを見に行き、多くの中国人の仲間たちとの間で理解を深め、知り合い、理解し合い、親しくなってほしい。同時に、みなさんがよき友人となることを願っている」と述べた。
公益財団法人イオン1%クラブが実施する中日の高校交流活動の一環として、日本の筑波大付属高等学校、東京学芸大学付属高等学校、東洋大学付属牛久高等学校、立命館慶祥高等学校、札幌日本大学高等学校、名古屋大学教育学部付属高等学校、三重県立四日市高等学校から参加した日本の高校生70人は10月14日に中国に到着し、その後1週間で中国の各地を訪れて交流を行う。中国側の「小大使」としては、今年7月8日から15日にかけて日本を訪れた北京、武漢、蘇州からの高校生70人も昨夜の歓迎会に参加し、日本の高校生と交流した。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年10月16日