(写真提供:ユニバーサル・北京・リゾート)
ユニバーサル・北京・リゾートは12日、ユニバーサル・スタジオ・北京の七大テーマエリアがそれぞれ、「カンフーパンダ」、「トランスフォーマー・ベース」、「ミニオン・ランド」、「ウィザーディングワールド・オブ・ハリーポッター」、「ジュラシックワールド」、「ハリウッド」、「ウォーターワールド」となることを北京で発表した。またユニバーサル・北京・リゾートには、ユニバーサル・スタジオ・北京の他にも、ユニバーサル・シティウォーク・北京と2つのリゾートホテルが設けられる。現在、プロジェクト第一期の主体工事が全面的に進められており、2021年には正式に開園する予定だ。人民網が伝えた。
北京ユニバーサル・リゾートのTom Mehrmann総裁兼総経理は人民網の取材に対し、「世界中のユニバーサル・スタジオで最も人気のあるアトラクションと選りすぐられたエリアを設けているほか、中国の文化的な要素も組み合わせて、全く新しいアトラクションスタイルを作り上げる」とした。
カンフー・パンダを含む5つの作品シリーズのテーマエリアは、十分に考慮を重ねた上で選ばれたものだ。Tom Mehrmann氏は、「ユニバーサルには、自社がIP(知的財産権)を所有し、エリアテーマとして選択可能な作品シリーズが数多くあるが、最終的に中国で人気が高く、興行成績も非常に高かったものを選択することにした。中国において、トランスフォーマーの玩具は80後(1980年代生まれ)から非常に人気があるため、ユニバーサル・スタジオ・北京では初めてトランスフォーマーに特化したエリアを設けている。カンフー・パンダも今回初めてこの作品シリーズをメインにした全室内エリアを設けている」とした。室内及び屋根などの遮蔽物が設けられているアトラクションは総面積の実に65%に達する。これは北京の気候条件を十分に考慮したためで、来園者は暑い夏も寒さの厳しい冬でも変わらずアトラクションを楽しむことができるという。
また、ユニバーサル・北京・リゾートは開業時にテーマホテル2軒をオープンする。ユニバーサルブランドの名前を冠したユニバーサル・スタジオホテルは、ユニバーサル・スタジオ・北京のエントランスに位置し、伝統的なスペイン様式を採用し、客室数は約800室、宿泊客はホテルの1階を通って「ハリウッド」エリアに行くことができる。首旅集団傘下のNUOホリデーイン・ユニバーサル・北京・リゾートホテルは、中国風と現代的な要素を組み合わせた様式となっており、客室数は約400室。Tom Mehrmann氏は、「ホテルにはテーマに基づきデザインされた客室が設けられており、宿泊客は映画のキャラクターたちと一緒に朝食を食べることもできる。またホテルでは、映画作品に関連したキャラクターや登場人物が宿泊客とインタラクティブな交流をすることができるような企画も行う」と紹介した。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年10月14日