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重慶南川で観光客を迎える石漠の「花」

人民網日本語版 2019年11月22日10:09
重慶南川で観光客を迎える石漠の「花」
11月15日、壮大で美しい秋景色が広がる重慶市南川区山王坪カルスト生態公園(撮影・瞿明斌)

秋冬シーズンが到来し、膨大な広さのアケボノスギ林やスギ林が、重慶市南川区山王坪鎮を秋と春の2つの景色に分割している。人民網が伝えた。

今から遡ること数十年前、この地には全く違った景色が広がっていた。山王坪は、カルスト地形に属し、かつては「土地癌」を患っており、典型的な「石漠化(大地から土が流出して岩がむき出しになる現象)」区域だった。ここには、石ころや灌木、雑草のほかには、ほとんど大木は見られず、まして林などあろうはずはなかった。

重慶市南川区は、「土地癌」に対する対策を1980年代からスタートさせ、山王坪で「石を削り孔を掘り」、アケボノスギとスギを植えることで、68.4%だった森林率を95.5%にまで引き上げ、中国初のカルスト生態公園における森林浴エリアを生み出した。今では、「石頭山」には670ヘクタールを上回る「樹海」が出来上がり、「ネット有名撮影スポット」となり、全国各地から観光客が押し寄せている。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年11月22日

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