強い寒気の影響で、「中国で一番寒い村」と呼ばれている黒竜江省大興安嶺呼中区では18日、最低気温がマイナス40度を下回り、この冬に入ってから最低の気温を記録した。人民網が伝えた。
大興安嶺呼中気象局の呉淑琴副局長は、「強い寒気の影響で、18日午前7時55分、呼中区白山景勝地に設置されている無人気象観測所で最低気温マイナス40.8度を観測し、この冬初めてマイナス40度を下回った。今後数日にわたり低い気温が続くことが予想されるため、防寒対策に気を付ける必要がある」としている。
12月に入り、呼中区の気温は低下し続けており、街を行く人々や室外で作業する人々の髪の毛やマスク、帽子などが凍りつき、びっしりと霜がついたようになっているほどだ。
低い気温が続いていることで、この「中国で一番寒い村」には美しい光景も加わっている。高い山から麓の村を見下ろすと、氷と霧が村全体を覆っている。呼瑪河の両岸には樹氷の美しい景色が現れており、太陽の光を受け、キラキラとまるで銀の枝のように透き通り輝いて見える。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年12月20日