第5回中国ブランドフォーラムが北京で開催

人民網日本語版 2019年12月18日13:57
第5回中国ブランドフォーラムが北京で開催
挨拶する全国人民代表大会常務委員会の王東明副委員長。

人民日報社が主催する第5回中国ブランドフォーラムが18日、北京で開催され、政府の主管当局、企業、研究機関の代表300人以上が一堂に会し、「品質立国、ブランド強国」をテーマに、一歩踏み込んだ対話と交流を展開した。人民網が伝えた。

全国人民代表大会常務委員会の王東明副委員長は挨拶の中で、「習近平総書記が提起している『中国製造(メイド・イン・チャイナ)から中国創造(クリエイト・イン・チャイナ)への転換、中国スピードから中国品質への転換、中国製品から中国ブランドへの転換の推進』という重要な判断は、テクノロジー・イノベーション、品質・ブランド建設の重要性をはっきりと示しており、中国の産業の競争力を向上させ、経済のモデル転換と高度化を推進するための科学的導きを提供し、中国を品質強国、ブランド強国にするための道をはっきりと示している。この『3つの転換』は、新たな発展理念を貫き、経済の質の高い発展を推進するための必然的なニーズであり、供給側の構造改革を深化させ、方法を変えた構造調整を加速さえるための必然だ。そして、市場が資源の配置における決定的な役割を果たし、政府の役割をより一層果たすための必然的なニーズでもある。品質を向上させ、ブランドを強化するためには世界の競争に目を向け、『海外からの導入』と『海外進出』の両方を重視し、実体経済に立脚して、民間企業と中小企業の発展を大々的にサポートし、消費の高度化に焦点を合わせ、社会の主要な問題点を解決し、イノベーション主導を強化し、企業のコア競争力を向上させ、匠の精神を発揚し、磨きに磨きをかけるという価値志向を構築し、法治の励行を堅持し、制度のトップレベルデザインをしっかり行う必要がある』と強調した。

人民日報社の李宝善社長は挨拶の中で、「中国共産党第18回全国代表大会以降、習近平同志を核心とする中国共産党中央委員会は独自ブランドの建設を非常に重視している。新たな発展理念を徹底・実施することから経済の質の高い発展の推進に至り、習総書記の『3つの転換』という重要指示から『中国ブランドデー』の設立に至るまで、ブランド強国の建設に対する自信と勇気、力は以前に増して大きくなっている。近年、中国のブランド建設は長足の進歩を遂げている。しかし、本当の意味で世界で名を馳せる中国ブランドの数は少なく、中国の世界第二位のエコノミー、ナンバーワンの製造業大国という地位にふさわしくない」と指摘した。さらに、▽ブランドを育成するには思想だけでなく、行動も必要▽ブランドを保持するためには品質の追求と品位の向上が必要▽ブランドを発展させるためには独自イノベーションのほか、イノベーションと融合させることも必要▽ブランドを構築するためには企業が努力するほか、良好なブランド生態の構築も必要--の4点を提案した。

人民日報社は中国のブランドの研究、発信、PRを非常に重視しており、これまで4年連続で中国ブランドフォーラムを実施して、中国のブランド建設のために知恵と力を集結させ、中国のブランドが一層発展し、質を向上させ、高度化できるようサポートしてきた。

今回のフォーラムでは、「中国ブランド発展指数」が発表され、華為(ファーウェイ)や阿里巴巴(アリババ)、上汽集団など100社が「中国ブランド発展(企業)指数トップ100」にランク入りした。今回のフォーラムでは、業界の細分化やブランドのモデル転換と高度化を図るための、「一県一品」ブランド建設発展サブフォーラムも開催された。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年12月18日

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