王毅外交部長、「米国は中国と共に両国関係を健全な発展の軌道に戻すべき」

人民網日本語版 2019年12月24日16:42

王毅国務委員兼外交部長(外相)が23日、人民日報と中央広播電視総台の取材に応じた。

王外交部長は、「今年は、中米国交樹立40周年に当たり、本来は共にそれを記念し、手を携えて未来を切り開くための重要な年になるはずだった。しかし、残念なことに、米国が経済・貿易やテクノロジーなどのたくさんの分野で、中国に対して次々と制裁や圧力をかけ、中国の領土主権に関わる一連の問題に干渉し、中国の顔に泥を塗った。米国のこうした行動は、40年かけて積み上げてきた両国の相互信頼を崩し、世界全体の安定と発展を逆風にさらしている。中国は、自分たちの核心的利益や正当な発展の権利を堅く守る。中国の国民14億人が現代化にまっしぐらに進む歴史的流れを阻止することは、誰にも、いかなる勢力にもできない。当然、双方の交流において生じた問題や溝については、互いに尊重し合う態度で、米国と意思の疎通を図り、協議し、平等な対話を通して、解決策を見つけることを終始望んでいる」と語った。

そして、「過去40年間、中米関係は雨風や紆余曲折を経験しながら前に進んできた。そうして得られた啓発の中で最も重要なのは、『和すれば共に利し、争えば共に傷つく』という点だ。習近平国家主席は、中米両国にとって唯一の正しい選択は『協力』だと何度も強調してきた。中国は米国が中国について客観的かつ正確に理解しなおすことを望んでいる。そして、米国が、理性的、かつ実務的な対中国対策に立ち戻り、中国と共に、中米関係を健全な発展の軌道に戻し、衝突し、対抗するのではなく、互いに尊重し、協力しあい、ウインウインを実現するよう求める。中米両国の国民の長期的な利益を考えても、2つの大国の国際的責任という点を考えても、私たちは最大の発展途上国と最大の先進国が平和に仲良くする道を共に見つけ、共に両国及び世界に恩恵をもたらす互恵・ウインウインの道を切り開かなければならない」との見方を示した。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年12月24日

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