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外交部(外務省)の耿爽報道官は15日の定例記者会見で、英仏独がイラン核合意をめぐる紛争解決メカニズム(DRM)を発動したことに遺憾の意を表明。問題解決の助けにならず、緊張の緩和にも良くないとの認識を示した。
【記者】英仏独の外相がEUのボレル外交・安全保障上級代表(外相)への共同書簡及び共同声明で、イラン核合意をめぐる紛争解決メカニズム(DRM)の発動を宣言し、イランに合意履行の再開を促す狙いを強調したとの報道について、中国側としてコメントは。
【耿報道官】米側は一方的に合意から離脱し、国際法と国際義務を無視してイランに最大限の圧力を加えているうえ、他国の合意履行を妨害している。これがイラン核問題をめぐる緊張の根本的原因だ。
イラン核合意は国連安保理決議を経て承認された多国間外交の重要な成果であり、国際的な核不拡散体制と中東地域の平和及び安定の重要な支えであり、国際法に基づく国際秩序の重要部分をなす。現在の情勢の下、我々は各者に冷静さと自制を保ち、イラン核合意合同委員会の枠組みでの、合意履行をめぐる意見の相違の対話と協議による解決を堅持し、しっかりと措置を講じて、合意の権利と義務のバランスを回復し、イラン核合意を全力で維持し、執行するよう呼びかける。
中国側は引き続き関係各者と緊密な意思疎通を継続し、イラン核問題の政治的・外交的解決を後押しし、イラン核合意の維持、イラン核問題及び中東情勢の緊張緩和のためにたゆまぬ努力を払う。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年1月16日
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