中国の新型コロナウイルス感染拡大阻止に関する報告書発表、封鎖措置は有効な手段

人民網日本語版 2020年02月02日16:02

上海国際問題研究院は2月1日、「中国の新型コロナウイルス感染拡大阻止:進展と影響」報告書を発表した。「中国政府はなぜ武漢の封鎖など強力な措置を取ったのか?」という点について同報告書は、「感染拡大が深刻な地区の封鎖は、古典的だが依然として最も直接的効果のある感染拡大阻止の手段だ」と指摘。さらに、「現在、新型コロナウイルス(2019-nCoV)を含むこの種のウイルス感染に対して、世界にも特効薬やワクチンはなく、伝染源のコントロール、感染ルートの遮断、感染しやすい人々の保護が依然として伝染病の大規模な拡大を阻止するうえで最も有効な措置だ」とした。

もし中国が武漢など感染拡大の深刻な地区を封鎖しなかったら、どれだけ深刻な結果を招いていただろうか?国際的に権威ある機関の研究によると、現在では世界の輸送網の効率が高まり、伝染性病原体は36時間以内に辺鄙な村から6大陸の主要都市まで広がることが可能であるだけでなく、大規模な感染拡大や伝染病の大流行すら招く可能性もある。しかし、世界保健機関(WHO)の報告では、1 月 31 日現在、世界で新型コロナウイルス (2019-nCoV)の感染者が確認された国は中国を除くと18ヶ国で、各国の累計感染者数は 82人となっているが、感染は主に散発的で、死者やコミュニティー内の感染は発生していない。

WHOのテドロス事務局長が 1 月 30 日に緊急委員会後の記者会見で述べたように、「もし中国がこうした措置を講じなかったら、中国以外でさらに多くの感染者が確認され、死者まで出る事態を目にすることになっていただろう」。テドロス事務局長はさらに、「現在中国が講じている措置は、中国国民だけでなく、世界の人々も守った」と指摘している。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年2月2日 

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