春節の買い物ラッシュ到来 「新国産品」人気の理由は?

人民網日本語版 2020年01月23日10:25

春節(旧正月、今年は1月25日)が近づき、人々は気に入った正月用品や正月用贈答品をせっせと購入し、買い物ラッシュが到来した。大手ECプラットフォームは春節に合わせて「正月必需品」を打ち出したり、「正月用品祭」を行ったりして、春節消費を後押ししている。消費の特徴をみると、様々な商品の中で、消費者が真っ先に選ぶのは品質が確かでデザインがしゃれている新しいタイプの国産品が多く、こうした「新国産品」は今や大勢の若い消費者のカートを「占領」しつつある。新華社が伝えた。

北京で働く山東省■(さんずいに維)坊市出身の陳媛さんは、ECプラットフォームで7-8点の商品を一気にカートに入れた。ダウンジャケット、美容製品・化粧品などのほか、白酒のスペシャル贈答ボックスも選んだ。「プラットフォームの正月用品祭は価格が手ごろで、ブランドもパッケージもなかなかいい。休みになったら車で実家に帰り、父にプレゼントする」という。

しゃれた国産品が人気を集めるのはECプラットフォームの中だけではない。関連の情報によると、このほど滴滴出行、携程旅行網、ユニリーバ、小鵬汽車などの企業の社内年次総会で、小米傘下のテレビ、携帯電話、電動二輪車、スマートブレスといった各種スマート製品、また華為(ファーウェイ)の携帯電話などが、これまでの海外ブランド品に代わってプレゼントとして登場し、社員たちに大いに喜ばれたという。

こうしたケースから、国産品ブランドが正月用品の中で徐々に大きな地位を占めるようになったことがうかがえる。エッジの効いた化粧品から携帯電話の新機種まで、ネットで人気の食品からクリエイティビティに富んだアパレル製品まで、国産品が「中国ブーム」を引き起こし、次々に登場する各種の新国産品が、大勢の若い消費者を引きつけている。

新国産品とされる商品には、古いものをブラッシュアップして新しいものを打ち出す「中国ブーム」に乗った老舗もあれば、斬新なデザインのクリエイティビティあふれる新ブランドもあり、国際市場に打って出る「中国智造」(中国のスマート製造)もある。春節が近づくと、各大手ECプラットフォームはさまざまな新国産品が集中的に展示され、競い合う舞台になる。

データも力強い支えを提供する。天猫公式サイトの薦める「よい商品」ランキングの天猫Vランキングはこのほど、春節をテーマとするコンテンツを発表した。携帯電話Vランキングでは、ランク入りした15製品のうち、12製品がファーウェイ、小米、vivo、OPPO、栄耀、realmeなどの国産ブランドだった。薄型テレビVランキングでは、13製品のうち国産ブランドが12製品を占めた。スマートウォッチ、スマートロック、牛乳、ナッツ類、飲料のVランキングでも、国産商品が多数を占めた。

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