中国航空集団有限公司(以下「中航集団」)は今月5日、中国外交部(外務省)と中国民用航空局の要請を受けて、チャーター便としてエアバスA330-300・CA081便を手配。日本の大阪から湖北省籍の旅客223人を乗せて、武漢市に向かった。同旅客機には、日本の社会各界や華人・華僑から寄付された防疫物資約200点、約2.5トン相当も積み込まれていた。同便は北京時間午後6時50分、無事武漢天河国際空港に到着した。人民日報が報じた。
飛行総隊と客室サービス部は、チャーター便に経験豊富な飛行幹部や乗務グループを選出して動員したほか、商務委員会日本地区本部と大阪営業部が、それぞれ日本国土交通省と現地空港との交渉を行い、同便の各種手続きを1日以内に済ませ、各種地上での業務を完了させた。各方面が連携し、武漢予防・管理指揮部の要請に基づき、旅客を無事、武漢まで送り届けた。
チャーター便の飛行任務を完了させた運航乗務員は北京に戻った後、「中航集団」の指示に基づいて、14日間の隔離観察を行う。また、チャーター便に使われた飛行機のコックピット、客室、貨物室も、専門当局が徹底した消毒を行う。
1月25日以来、中航集団は積極的に統一した手配を進め、今月5日までに、チャーター便17機を飛ばして、約1700人、物資約93トンを輸送。また、通常通り運行した約90便の貨物室を利用して各種防疫物資約100トンを輸送した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年2月6日