WHOが新型肺炎の危険性評価を最高レベルに引き上げ

人民網日本語版 2020年02月29日13:41

現在、複数の国で新型コロナウイルスによる肺炎患者が増加を続けている。韓国では感染が確認された人は2931人に増加し、イタリアは888人、米国カリフォルニア州では感染経路が不明な2人目の感染者が出て、アイスランドやメキシコなどでも初の感染者が出た。

現地時間の28日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、「目下の新型肺炎が世界の多くの国で拡大し、一部の国は感染が深刻である状況を踏まえて、新型肺炎の世界全体での危険性評価をこれまでの『高い』から最高レベルの『非常に高い』に引き上げる」と発表した。

WHOの衛生上の緊急事態プロジェクトの技術責任者を務めるマリア・フォン・ケルクホーフェ氏はこのほど、「昨年12月に感染が始まった頃の患者は華南海鮮市場と関係があったが、この市場と接触がなかった一部の患者もいた。センザンコウは中間宿主である可能性が高いが、詳しいことはまだわからない」と述べた。

WHO同プロジェクトの責任者を務めるマイケル・ライアン氏は、「今はまだ新型コロナウイルスの感染源は確定できておらず、関わりのある地域に汚名を着せてはならない。そんなことをしても何のメリットもない。コロナウイルスは世界的な現象であり、世界中に存在する。地理的な出所を非難してはならない。ウイルスにどのように対処しどのように抑制するかにこそ注目するべきだ」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年2月29日

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