米国初の新型肺炎症例は中国との関連なし

米国の公共衛生当局者は、米国初の新型コロナウイルスによる肺炎患者は、感染の影響がある地域への渡航歴がなく、このウイルスに感染した人とも接触していないと明かした。この患者はサンフランシスコの北にあるカリフォルニア州ソラノ郡の住民だという。

公共衛生当局者は、このウイルスの感染が米国で拡大する可能性があると警告した。WHOのテドロス事務局長は、「このウイルスは国境を無視し、人種を区別せず、一国のGDPや発展レベルも考慮しない。ウイルスが国内に入らないように注意すべきであるだけでなく、症例が出た時にどう対応するかがカギになる」と言っている。

トランプ大統領は、「中国の感染状況は緩和されつつあるようだ。渡航制限は間もなく廃止されるだろう」と述べたが、「それ以外の感染が広がっている国への渡航者に対して類似の措置を取るかもしれない」と付け加えた。（編集AK） 

「人民網日本語版」2020年2月28日