新型コロナウイルスが人体に入ると、免疫反応の違いにより、人によってその臨床症状も異なる。軽症患者はどのようにすれば早く快復できるのだろうか。浙江中医薬大学附属第一病院重症医学科の江栄林主任にこのほど、新型コロナウイルス患者の治療について話を聞いた。新華網が伝えた。
江主任は、「今回の新型コロナウイルス肺炎は新型コロナウイルスに感染することで生じた肺炎で、感染力が比較的強い。新型コロナウイルスの感染に対しては、いわゆる特効薬はまだなく、多くは自らの免疫機能によって生じる抗体でウイルスを殺している。このため、我々は新型コロナウイルス肺炎を自己制限疾患と呼んでいる」と説明。
また、「現在の医療による軽症患者に対する治療は、実は対症療法と支持療法となる。例えば患者に発熱や咳など不快な症状があれば、解熱剤や咳止め薬の適切な服用によって緩和することができる。その後、自ら生じた抗体によって自然に快復する」として、この過程において軽症患者が早く快復するために次の提案をした。
(1)楽観的な心理状態を保つこと。過度の精神的ストレスは禁物。
(2)適度な休息。疲労や徹夜をしないこと。
(3)白湯を多く飲み、体が全体的に安定した状態を保つ。
(4)食事では野菜や消化にいい食べ物を多く摂ると良い。
(編集NA)
「人民網日本語版」2020年3月5日