鐘南山氏、「国内で2回目の爆発的な感染はあり得ない」との見方

人民網日本語版 2020年04月02日15:25

国家衛生健康委員会ハイレベル専門家チーム長を務める中国工程院院士の鐘南山氏は1日、深セン衛星テレビの独占取材を受け、「世界各国が強力な措置を講じていることから、世界的な新型コロナウイルス感染拡大情況は、今月末に収束すると予想している」と答えた。人民日報の微博(ウェイボー)公式アカウントが報じた。

4月1日、深セン衛星テレビの独占取材を受けた鐘南山氏は、中国に爆発的な感染の2回目のピークが生じる可能性はあるかという質問に対し、「中国は極めて有力なモニタリングシステムを備えている。感染者が見つかれば直ちに隔離措置を講じることで、感染チェーンを直ちに遮断することができる。よって、最初の爆発的な感染のような事態に陥ることはあり得ない」との見方を示した。また、無症状の感染者が他者に感染させることがあるのかどうか、その場合の感染力はどの程度なのかという質問に対しては、「無症状患者が他者にウイルスを感染させることは間違いない。これはすでに証明されている。だが、伝染力の強さに関しては、今のところ科学的な論拠はなく、はっきりと分かっていない」とした。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年4月2日

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