中国国家鉄路集団有限公司によると、今年に入ってから、国際定期貨物列車「中欧班列」の運行本数と貨物輸送量が緩やかに増加した。第1四半期には、運行本数は1941本で前年同期比15%増加し、貨物輸送量は標準コンテナ17万4千個で18%増加した。
同集団の関係責任者は、「3月には、『中欧班列』は809本を運行し、標準コンテナ7万3千個を輸送し、単月の運行本数とコンテナ輸送量の記録を更新し、運行本数は30%、輸送量は36%、それぞれ増加した」と説明した。
同責任者によると、「『中欧班列』は区間ごとの輸送を実施し、スタッフの検疫に関わらないため、新型コロナウイルス感染による肺炎の予防・管理の中で独自の優位性をもち、中国-欧州間の貿易往来を保障し、国際協力による防疫物資の輸送をスムースに行う重要な物流ルートとなった。欧州で防疫物資の需要が拡大する状況に合わせて、国家鉄路集団は国際協力による防疫物資の輸送を優先的に保障し、輸送すべきものがすべて輸送されるよう確保した」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年4月4日