国際定期貨物列車「中欧班列」が17日、江西省南昌市の江西南昌(向塘)国際陸港を出発し、ロシア・モスクワとベラルーシ・ミンスクに向かった。新型コロナウイルスによる肺炎への対策が続く中、南昌発の「中欧班列」が通常運行を再開したことになる。新華社が伝えた。
今回運行したのは40フィート標準コンテナ車41車両で、江西省で製造された自動車部品、一体型パソコン、機械設備、衣類などの貨物を満載して出発した。価格にして約500万ドル(約5億4875万円)に相当する。
南昌市の鉄道駅・横崗駅の徐国平駅長は、「中国鉄路南昌局集団有限公司は『優先的に貨物輸送を引き受け、優先的に積み込み、優先的に輸送』の原則を堅持し、スピーディな積み込みと輸送を行い、『中欧班列』の通常運行の再開に向けた輸送面の保障を提供していく」と説明した。
徐氏は続けて、「各種の防疫対策を確保する前提で、私たちは輸送の組織計画を強化し、クレーンによるコンテナ積み込み、検査・封印、車両への積載など各種作業を効率的に完了させて、『中欧班列』の安全な定時運行を保証する」と述べた。
2017年から20年1月末までの間に、同陸港は陸海の連携輸送のための輸出路線4本と国際直通運転路線5本を備えるようになり、これまでに累計6万基近くのコンテナを輸出入した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年2月18日