人民網日本語版>>科学技術

<企画>「天問1号」に注目、我々は火星にどれほど近づいているのか?

人民網日本語版 2020年04月28日13:25

24日に開かれた2020年「中国宇宙の日」の始動セレモニーにおいて、注目を集めている中国初の火星探査任務の名称、ロゴマークが正式に発表された。中国の惑星探査任務の名称は「天問(Tianwen)シリーズ」、初の火星探査任務の名称は「天問1号」で、今後の惑星任務はこの数字を更新することになる。

◆なぜ「天問1号」なのか?

国家航天局チーフエンジニアの葛小春氏によると、この名称は戦国時代の政治家、詩人である屈原の長編詩「天問」から来ている。真理を追求する中華民族の粘り強さを表現し、自然及び宇宙空間探査の文化的伝承を示している。科学の真理をたどる道は遠く、科学技術革新の追求に終わりがないことを意味している。

専門家によると、「天問」をプロジェクトの名称とするのは、中華民族の伝統文化の真髄に深く根ざしており、多くの人々に受け入れられやすく、覚えるのも伝えるのもしやすいからだ。これはまたより遠い深宇宙に向かう中国人の決意と気力を示し、人々、特に若者による科学を愛し、科学を尊ぶ理想の樹立を牽引することもできる。

 1 2 3 4 5 6次ページ

関連記事

おすすめ写真

コメント

ランキング