貴州省貴安新区で間もなく建設が始まるFAST科学研究・データ処理センタープロジェクトのフィージビリティスタディ報告書が国家発展改革委員会から承認を得た。環球網が伝えた。
同プロジェクトの投資総額は約1億7000万元(1元は約15.2円)、建築面積は2万8000平方メートル。これには貴安新区大学城で建設する約2万120平方メートルの科学研究センター、平塘天文小鎮で建設予定の7880平方メートルのデータ処理センターが含まれる。プロジェクト完成後、「中国天眼」は最終的に観測、科学研究、データという3大科学研究の枠組みを構築し、長期運営により生じる大量のデータの保存と計算をサポートする。
「中国天眼」と呼ばれる500メートル口径球面電波望遠鏡(Five-hundred-meter Aperture Spherical Telescope、略称FAST)は今年1月11日、国の検収に合格し正式に開放され、運営開始し、世界最大かつ感度が最も高い電波望遠鏡になった。
「中国天眼」の試験運営後、設備運営は安定的で信頼性が高く、その感度は世界2位の単一鏡型電波望遠鏡の2.5倍以上に達している。効果的に探査できる範囲・体積を4倍拡大した。これにより科学者はより多くの未知の天体、未知の宇宙現象、未知の宇宙法則を発見する能力を獲得した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年4月16日
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