動画サイトビリビリの垣根をこえた中国の若者文化

人民網日本語版 2020年04月26日09:42

2019年12月31日に初の年越しライブ番組を配信し、大盛況となった動画共有サイト・bilibili(ビリビリ)が最近、新型コロナウイルス感染予防に関する科学知識を伝える動画や刑法専門家・羅翔氏の講座の動画などを配信し、話題をさらっている。解放日報が報じた。

ビリビリにはいわゆる、「Z世代」(90後[1990年代生まれ]と00後[2000年以降生まれ]の総称)が好む文化の集積地となっている。若者特有の文化的活力と創造力は、そのサークルの垣根をこえて人気を集めると、多くの人々の関心と注目を集めるようになり、社会からより注目されるようになっている。

「ビリビリで勉強」が合言葉に

3月初めに、ビリビリに立ち上げられた新規アカウント「羅翔が語る刑法」は、瞬く間に大人気となった。アカウント開設からわずか3日で、フォロー数は100万人を突破し、初めてアップされた動画の再生回数は600万回を超えた。中国政法大学の教授である羅氏がネットで初めに注目を集めたのは、法律試験の補習校がビリビリに羅氏による一連の講座の動画をアップしたのがきっかけだった。講座の内容は非常に分かりやすいだけでなく、「名言」を連発し、「羅氏の講座は漫才を聞いているみたいで、普通の人が聞いても楽しめる」と評価する人もいるほどだ。

知識や科学知識を伝える「うp主」(動画などのコンテンツをアップロードして公開した人)で人気となっているのは羅氏だけではなく、ビリビリで多くのフォロワーを抱えているそのような「うp主」はたくさんいる。ビリビリのジャンルの中でも、「テクノロジーゾーン」では、動画の再生回数が常にランキング上位に入っている、大人気アカウントが続々と誕生している。新型コロナウイルス感染流行期間中、人民日報や光明日報、中国中央テレビ局(CCTV)など、複数のメディアが転送した動画「なぜまだ外出は控えるべきかが分かるコンピューターのシミュレーション」もビリビリのテクノロジーゾーンにアップされた動画だ。製作者は、90後のプログラマー楊涛さんで、趣味は「教師」、副業でオフラインの教育機関の教師として授業を受け持った経験もあるが、学生がほとんど集まらなかったため、各授業の内容を約15分の動画にまとめ、ビリビリにアップしたところ、予想外にも大勢のフォロワーが集まった。「大学で一学期間勉強したけどまったく分からなかった。でも、楊先生の十数分の動画を見ただけで、すぐに理解できた」との声を寄せているフォロワーもいる。

このように現在、「ビリビリで勉強しよう」が流行語となっている。2019年、ビリビリの学習系のうp主の数は前年比151%増、学習動画の再生回数は前年比274%増に達した。この「学習」は、一部のマニュアルに基づくネット授業とは異なり、天文や地理、法律、政治、生活など、内容もバラエティーに富んでいる。動画は若者の好む作成スタイルとなっており、リズムが速く、ユーモラスで、新鮮味があり、生き生きとしていて、おもしろく、好奇心旺盛な若者にぴったりだ。

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