旅行サイト・携程の統計によると、29日午後、北京のユーザーの高級ホテルクーポン券取得数が650%増と激増した。北京のユーザーに人気のホテルがある地域は北京、秦皇島、杭州、上海、麗江、三亜、厦門、安吉、寧波などだ。
北京のユーザーの約半数が、海や湖、山などの景色が見える高級ホテルや非常に広々としたラスティック・ラグジュアリータイプや隠れ家タイプの高級ホテルを選び、人気となっている。
携程旅游の専門家は、「今年に入ってから、新型コロナウイルス感染が流行し、人々の旅行への意欲がずっと抑えられていた。加えて、海外旅行が氷河期に入り、高級志向の旅行者が国内旅行に舵を切っている。その他、安全性や防疫のことを考慮し、旅行者の旅行の品質に対する要求も高くなっている。さまざまな要素が重なって、高品質の商品が自然と人気になっている」と分析している。
中国旅游研究院の統計によると、今年の清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月4日)に合わせた3連休中、中国全土の国内旅行者数は延べ4325万4000人で、観光収入は82億6000万元(1元は約15.1円)だった。
一連の追い風要素が重なり、携程は、メーデー5連休の旅行者数はさらに増加し、総数は清明節の2倍以上に達して、今年初の旅行のピークを迎えると予想している。ただ、今年は「予約できなければ旅行できない」ことになっている。例えば、5連休中、北京の市立公園11ヶ所のうち、有料公園10ヶ所は初めて「オンライン実名予約、実名検札入園」を実施する。また。上海市の各A級景勝地も全て入場券の予約制を採用し、予約がない場合は入場することができない。
中国文化・旅游(観光)部、国家衛生健康委員会がこのほど発表した「景勝地の新型コロナウイルス感染防止対策と安全で秩序立てた開放に関する通知」によると、景勝地の入場者数は、最大キャパシティーの30%以下に抑えなければならない。そして、景勝地は予約制を整備し、各時間帯ごとに予約して入場するようにして、観光客が間隔を開けて入園したり、混雑する時間帯を避けて入園したりするよう指導しなければならないとしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月30日