清明節3連休中の国内観光客数が前年比6割減 最新報告

人民網日本語版 2020年04月07日16:42

中国旅游研究院が7日に発表した「2020年清明節3連休観光市場研究報告」によると、清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月4日)に合わせて3連休となった4日から6日にかけて、中国全土で旅行に出かけた人の数は前年同期比61.4%減の延べ4325万4000人、観光収入は前年同期比80.7%減の82億6000万元(1元は約15.40円)だった。

中国旅游研究院によると、春節(旧正月、今年は1月25日)から現在に至るまで自宅待機やテレワークを2ヶ月以上続けている都市部と農村部の住民らは、「外出したい」と強く願っている。3月中旬から、国内の観光業は、新型コロナウイルス感染拡大防止・抑制対策を実施しながら、企業活動を再開するという新たな段階に入り、25省(自治区・直轄市)の旅行企業が管轄区内の旅行業務を再開した。

同研究院と中国電信(チャイナ・テレコム)のビッグデータモニタリングによると、3連休中、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、青海省、吉林省、雲南省、西蔵(チベット)自治区、安徽省、広東省、四川省などの観光市場が急速に回復しており、旅行者の数が昨年の5割以上にまで増えている。

3連休中は、各地の文化・観光の分野で、新型コロナウイルス感染拡大防止・抑制対策を厳格に実施し、安全性を重視し、多くの人が集まるのを避けることに重きが置かれた。例えば、営業を再開した観光地は入場券をオンラインでの実名制予約制にしたり、体温測定を実施したり、マスクの着用、健康コードのスキャンを求めたり、無接触式入園、入場者数制限を導入したりなどの対策を講じた。

観光市場の旅行スタイルを見ると、家族旅行、都市内レクリエーション、近場旅行がメインで、「都市内レクリエーション・近場旅行」が人気という特徴がある。

中国旅游研究院の報告によると、3連休中、各観光地を訪れた観光客は、省内からの客がメインで、日帰りでの都市内レクリエーション、郊外・近場旅行が回復し、ドライブ旅行の割合が上昇し、家族での自由旅行が市場の主力となり、ピクニックや花見、公園、動物鑑賞などが人気となった。行楽・旅行費用を見ると、交通費や通信費など必ず必要な費用を除いて、他の消費支出は前年比で大幅減となっている。

統計によると、3連休中、行楽客の62%が地元の観光地に半日出かけ、28%が地元で日帰り旅行に出かけ、10%が近場に一泊二日の旅行に出かけた。交通手段を見ると、83%が自動車、17%が公共交通機関を利用した。全体的に見ると、行楽・旅行に出かけた住民が多かったのは上海、北京、南京、杭州、蘇州、天津、広州、青島、合肥、瀋陽などの都市で、郊外の観光地が、市内の観光地より人気だった。

また、人々の活動範囲も、春節期間と比べて広くなっている。中国旅游研究院と中国聯通(チャイナ・ユニコム)のビッグデータモニタリングによると、3連休中、都市の住民の活動範囲の半径は、平均3.6キロと、春節期間と比べて36.8%広くなった。また、他の地域からやって来た観光客の活動範囲も半径12.9キロと、春節期間と比べて16.0%広くなった。

3連休中、旅行サイト・携程のホテル予約数は前月比で約6割増となった。上海周辺の一部の人気ホテルは満室となり、安徽省の人気観光地・黄山の周辺にある一部のホテルの宿泊料金は3倍に高騰した。旅行サイト・去■児網(■は口へんに那)の統計によると、中国国内のリゾートホテルの予約数も3連休前の一週間と比べて120%増となり、浙江省、陝西省、重慶市の増加幅が最大で、都市別では、青島、杭州、成都の増加幅が最大だった。

民宿業界はホテル業界ほど景気が回復していないものの、回復の兆しを見せている。斯維登、愛彼迎、小猪短租などの短期滞在アパートメンプラットホームが割引率の高いキャンペーンを実施している。

航空チケットの価格を見ると、3連休中、中国国内の都市間を往来する便は引き続き低価格だった。北京、上海、深セン、西安、成都などの人気都市を往来する便も次々と大幅な値引きを行っており、広州‐北京、北京‐西安、南昌‐北京などの便の多くがわずか300元程度だった。

空港の通関地から入国した旅客の数は1日平均約4000人程度にまで落ち込み、海外旅行の需要は縮小し続けている。報告によると、中距離・遠距離の旅行市場の回復にはまだ時間がかかりそうだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年4月7日

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