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ホログラム、リモート・リアルタイムVR、没入型シアター、文化財修復・保護の見学、考古体験――93年の歴史を持つ河南博物院が情報化という翼を得ると、館内の文化財に命が吹き込まれた。新華網が伝えた。
河南博物院東棟の「5Gスマート博物館」に足を踏み入れると、1枚の「5G+ホログラム蓮鶴方壺」の霧のカーテンが目に入る。このカーテンは5G+高精度工業投影を利用し、省博物館の10大代表的な所蔵品の一つとされる蓮鶴方壺を霧に投影し、空気中で命が吹き込まれて動くようにしている。「5G+没入型シアター」の高さ3メートル、幅5メートル、長さ14メートルの巨大スクリーンに表示されるのは、中国10大名画の一つとされる、宋徽宗の弟子である王希孟による「千里江山図」だ。「没入型シアター」と呼ばれるのは、5G技術と先端の工業投影を結びつけ、千里江山図を没入型動的動画にし、3面の壁と地上に表示するからだ。見学者はその中にいると古代、繁栄する宋の時代にタイムスリップしたような感覚になる。これに美しい音楽が加わり、リアルかバーチャルかわからなくなるほどだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年10月29日