中国情報通信研究院が13日に発表したデータによると、今年1-9月には、中国市場における5Gスマートフォンの出荷量が1億800万台に達し、同期のスマホ出荷量全体の47.7%を占めたという。中国新聞社が伝えた。
5Gスマホの割合が上昇している。9月の出荷量は1399万台で同期の出荷量全体の60.0%を占め、発売された新機種は26種類に上り同期の新機種全体の44.8%を占めた。
1-9月に中国市場で発売された5G新機種は167種類に上った。規模が拡大するにつれて、5Gスマホの価格が低下を続けた。Realme社が13日に発売した新機種「Q2i」は998元(1元は約15.6円)で、これまでに発売された最も安価な5Gスマホになった。1千元を切る機種の登場は、5Gスマホがまもなく普及する段階に入ることを物語る。
しかし携帯電話市場は全体としては低下傾向が続く。9月、中国市場全体の出荷量は2333万4千台で前年同期比35.6%減少し、1-9月は2億2600万台で同21.5%減少した。
5Gスマホは新しい成長のエンジンだ。14日早朝には、米アップル社が「iPhone12」(アイフォーン12)を発表し、華為(ファーウェイ)も今月22日に「Mate40」シリーズの新機種を発表すると明らかにした。
シンクタンクの賽迪集団傘下の中国電子情報産業発展研究院の鍾新龍研究員は、「アップルは世界で約3分の1のシェアをもつ。アップルの5Gスマホへの買い換えラッシュに喚起されてアンドロイド系スマホも5Gスマホへの買い換えラッシュが起きるだろう」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年10月14日