内蒙古(内モンゴル)自治区呼倫貝爾(フルンボイル)市管轄下の額爾古納(アルグン)市によると、同市で国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種、コサックギツネが見つかった。中国新聞網が伝えた。
このコサックギツネの痕跡を最初に発見したのは、同市の写真家協会の会員である張淵氏だ。彼は現地の黒山頭鎮草原で、コサックギツネを近くから撮影した。
張氏は「写真のコサックギツネは無邪気で非常に可愛らしい。コサックギツネの撮影は非常に困難で、もう十数回も追跡し撮影している。餌を与え続けたため、1メートル前後の至近距離でその活動を撮影できた」と述べた。
現地メディアの記者は2日午後、張氏の案内でこのコサックギツネがいる草原を訪れ、その一挙手一投足を自ら目撃した。
資料によると、コサックギツネは環境密着型の動物で、主に中央アジア諸国、中国北部の省に分布している。2008年にはIUCNの絶滅危惧種に指定された。
張氏は、この草原にコサックギツネが出現したのは、中国による近年の力強い草原保護と大きく関係していると見ている。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年12月3日