広東省で18万人が新型コロナワクチンを接種、深刻な副反応なし

人民網日本語版 2020年12月24日15:03

広東省人民政府新聞弁公室は23日午後、広東省新型コロナウイルス感染予防・抑制第69回記者会見を開いた。広東省衛生健康委員会の段宇飛主任によると、広東省は現在まで18万人の重点対象者に新型コロナウイルスワクチンを接種している。接種費用は政府財政が負担し、個人は無料となっている。科技日報が伝えた。

段氏は、「感染予防・抑制情勢は現在全体的に良好だが、輸入症例の防止、域内の再発阻止の圧力が大きい。特に冬と春は気温が下がり、感染予防・抑制情勢がより深刻になり、大きな課題となる。国が新型コロナワクチンの接種を決定した後、広東省は終始ワクチン接種を常態化感染予防・抑制の重要措置とし、積極的に計画・推進している。ワクチン調達を展開し、速やかに各地に配分し、使用を保障してきた。ワクチンコールドチェーン保存及び出入庫管理を規範的に行っている。迅速に専門家チームを作り、接種対象を合理的に設定している。副反応モニタリング・処置に取り組み、個人のワクチン接種情報の登録・報告を実施している。すべてのワクチンについては情報の出所、行き先を調査可能にしている」と説明した。

広東省は現在、重点対象者の接種活動を全面的に開始している。主な対象者には輸入コールドチェーンや物流関係者、隔離施設のスタッフ、入境者などの高リスク者が含まれる。広東省は22日現在、18万人の接種を完了している。深刻な副反応は発生しておらず、全体的に平穏で秩序正しい。

人々が関心を寄せる一般人の接種時期について、段氏は「国によるワクチンの条件付きの販売、もしくは正式販売の後、生産、供給保障能力、生産量が徐々に拡大してから、広東省はワクチン接種を徐々に全面的に展開する。能動免疫により集団免疫と保護力をつける」と述べた。

「しかしすべての重点対象者が接種条件を満たすわけではない」。広東省疾病予防管理センターの鄧恵鴻センター長によると、次に当てはまる場合は今のところ接種できないという。▽年齢が18歳未満もしくは59歳以上▽過去にワクチン接種で深刻なアレルギー反応があった場合▽妊婦、急性疾患、深刻な慢性疾患の罹患者、慢性疾患の急性期もしくは発熱中▽その他の疾患に罹患しており、医師の評価により接種できないと判断された場合。

鄧氏は「重点対象者の接種は現在、その勤務先が予約する必要がある。各地は今後、公私の都合で出国し勤務・学習する人向けに、定点接種を行う医療機関の情報を公表する」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年12月24日

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