江蘇省蘇州市の企業は2015年に、世界最小の第3世代完全リニアモータ駆動型人工心臓を独自開発した。重さは180グラム弱で、サイズは卓球ボールほど。この「鉄の塊」は医学界から親しみを込めて「中国心」と呼ばれている。
完全リニアモータ駆動型人工心臓は中国の人工心臓分野の空白を埋めただけでなく、技術的にも世界トップレベルの人工心臓に負けず、末期心不全患者に命の希望をもたらした。完全リニアモータ駆動型人工心臓は現在まで、北京阜外病院と武漢協和病院で25件の臨床試験を完了している。
生産企業の責任者は取材に、「人工心臓は極めて複雑な植え込み型医療機器で、数多くの学科、業界、機関をまたぐ対話と意思疎通が必要だ。学科と視点の多元化により、企業、医学界、監督管理機関によって理解が異なる。各分野の専門家が各自の観点を持ち、最終的な実用化の時期についてはまだはっきりした時間が決まっていない」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年3月18日